日本の有数な絶景スポットで、一生で一度は見てみたいランキングなどで目にする『星野リゾート トマム』のリゾート内に位置する雲海テラスで、気候条件が揃った時のみに見られる『雲海』。
今回、0,3,8歳の子どもを連れて、雲海テラスに、星野リゾートトマムには宿泊せず日帰りで行ってきたので、その時の様子を紹介します。
雲海テラスへ行けるのか?行った日はどんな日?
まず、星野リゾートトマムに宿泊せずに雲海テラスには行ける?というその答えは…
YESです。
実際に行った日は、2024年6月27日。
星野リゾート トマムがある占冠村の天気は晴れ時々曇り。
予想最高気温は、なぜかこの日だけ気温が下がる16℃。
雲海テラスのHPで前日に発表される、雲海発生確率は40%。
雲海は、前の日からの気温が大きく下がって、風が弱めの時に見られるとの事でこの日に決めました。
星野リゾート トマム 雲海テラス行きゴンドラ乗り場へ
私たちは、星野リゾートに宿泊はせずに、日帰りで雲海テラスのみ行きました。
そのため、富良野市で食事と入浴を済ませて、夜21時頃富良野市を出発。
行き方は、星野リゾート トマムのHPに注意事項で記載されていたルートをグーグルマップに入れて行きました。
場合によっては、街灯がなく細く長い砂利道で、携帯電話は圏外、脱輪したら次にだれか通るまで動けないというルートを案内されるらしく、これにビビった私たちは慎重にルート確認しながら行きました。経由地に「トマムIC」を入れると、HPのルートで行けました。
HP通りに行けば、舗装された道で、特に危険な道はありませんが、山道は街灯もなく、一瞬ヘッドライトを消してみると、本当に真っ暗でした。
余談ですが、山道の途中、前方反対車線にパトカーとタクシーが停まっていて、事故でもあったのかと通過すると、なんと、タクシーの後ろにシカが倒れているではありませんか!
北海道では害獣になっているとは、旭山動物園で勉強したものの、本当に道に出てきて事故を起こすとは…。そんな話をしながら進むこと2分…またシカが反対車線に立っていました。その他にも、キツネやタヌキらしき小動物も北海道滞在中に道路で遭遇しました。
帰りの空港に向かうレンタカーの送迎の際、ドライバーさんに話すと、シカ保険に入る人もいるとのことでした。夜間に限らず、山道を通る際は、シカとの事故に十分に気を付けてください。
駐車場で車中泊をして、いざ、ゴンドラで雲海テラスへ
富良野を出て、1時間半ほどで星野リゾートトマムの敷地内に入りました。(帰りは富良野まで1時間ほどだったので、行きは相当ゆっくり行ったのだと思います。)
特にチェーンなどなく敷地に入れます。
敷地に入り、緩い坂を少し上り最初に見えるリゾートセンターと書いてある看板を左に入ると、右手に三角の屋根をした茶色の建物が見えます。そこが、雲海テラス行きのゴンドラ乗り場です。
駐車場にキャンピングカーを停め、朝5時からオープンのゴンドラまでしばし仮眠。
車の明かりを消すと、空にはとても綺麗な星がたくさんちりばめられており、自然のプラネタリウムでした。緯度の高い北海道でしか見られない星もあると思います。あの星空は、これから夜間に行く方に是非見てほしい絶景です。
3時半ごろ夫が外を見に出ると、すでに1組の夫婦がドアの前にいたとのことで、目も覚めたし待っておくと行ってしまいました。
4時ごろ、緯度が高い為、日の出が早くうっすら明るくなってきます。何となく、外から声がしたり、車の行き来する音が聞こえ始めました。すでに100人くらいの行列を確認しました。
4時半ごろ、夫が車に戻ってきて、「そろそろ子どもたちを起こして来て欲しい。」と言われました。しっかり防寒を整えて、抱っこ紐に0歳、夫が3歳長男抱っこ、8歳長女は目をこすりながら明るくなった外に出ると、行列!!そして、寒い!!その時の気温は5℃くらいだったようです。
5時になり、スタッフが中から出てきましたが、もうしばらくお待ちください。と言われ、寒い中を震えながら15分ほど待って、ようやくオープン。
階段を上がり、道順に沿って進むと、左手にゴンドラのチケットインフォメーションセンターがあります。宿泊者は、ゴンドラは無料です。宿泊者以外は、ここでチケットを購入し進みます。
料金 大人 1900円 子ども 1200円 未就学児無料
購入後道なりに進み、ゴンドラへ乗り込みます。「JTB優先」と書いたレーンや宿泊者限定の優先搭乗の特権もあるようです。
13分の空中散歩を楽しみます。窓からは、冬はスキー場になる坂にシカがいたり、子どもたちも楽しんでいました。上っていると、反対の下るゴンドラにチラホラ人が乗っており優先搭乗で行った人は戻ってきているようでした。
到着すると、そこはもう絶景!!
結論から申し上げますと、この日は、『雲海』ではなく『運河』という、線状の雲が見られました。写真は事項でご覧ください。
それでも雲海テラスから見る景色は、本当に絶景というに相応しい場所でした。雲海は、時間が経つごとに徐々に消えて見えなくなりました。
後から、雲海テラスの情報を見ると、トマム産雲海発生となっていました。また、この過去7日間の発生記録を見ると、この日と、翌々日のみ雲海発生だったようでした。
今回は、ガイドブックなどで写真で見るような雲海はお預けとなりました。また北海道に行く機会があればリベンジします!
雲海テラスの気温や服装
この日の予想最高気温は、前述のとおり16℃、予想最低気温は5℃。実際の朝の気温は、5℃でした。
服装
私 半そでTシャツ2枚、長袖シャツ1枚、ジーパン
8歳、3歳 半そでTシャツ、長袖シャツそれぞれ1枚づつに、夫のTシャツ、薄手のダウンをそれぞれに着せました。下は、二人とも半ズボンでした。
0歳 半そで肌着、サロペット、長袖シャツ
感想は、「寒いけど耐えられないほどではない」でした。私は、眠っている0歳を抱っこ紐にずっと入れていたのもあるかもしれません。
そして、寒いのは山頂に着くまでで、山頂についてからは、クラウド9という、絶景で映える写真を撮れるデッキを回るために凸凹や簡単に舗装された道や階段を上り下りするので、体が温まりました。また、日が昇り晴れていると山頂は陽が近く、太陽の温かさがしっかり感じられ、みんな長袖は脱いで荷物となりました。
靴は、歩くのでスニーカーがおすすめです。
雲海テラスでの過ごし方
- クラウド9で映え写真を撮りまくる。
- 雲カフェで雲ソフトクリームやコーヒーを購入して、テラス席で絶景を目の前に頂く。雲ソフトクリームはふわふわの見た目ですが、ここは酪農地の北海道、めちゃめちゃ美味しかったです。子どもは雲マカロンを食べていましたが、これも美味しかったようです。あと、ココアも頼みましたが、雲マシュマロがひとつついてあり、ココアに入れて楽しめました。
- はがきを購入して、大切な人に手紙を書いて雲海ポストに投函する。
- ゴンドラ乗り場の雲ショップでお買い物。ガチャでミニジオラマゲット。
- わが子は、土いじりという楽しみ方もしていました。
そんなこんなして、滞在時間はゴンドラに乗って、帰ってくるまでの時間も含めて2時間ほどでした。
赤ちゃん、子ども連れの注意点
赤ちゃん連れは、ゴンドラを降りたところにある雲カフェまではエレベーターもあり、ベビーカーで行けますが、それ以外は階段になるのでベビーカーではなく抱っこ紐が断然おすすめです。
赤ちゃんが食べられる離乳食は無いので、お腹が空きそうな赤ちゃんには何か食べ物を持って行くことをおすすめします。
トイレは1か所で女子のみの情報ですが、2~3個室しかありませんでした。その為、行ったときは並ぶので、早めに連れて行っておくと安心です。
まとめ
今回は、2024年6月下旬に行った雲海テラスについてまとめてみました。
朝早くからの行動になり、「眠い、寒い、並ぶ」という子連れには厳しい条件にはなりますが、あの絶景を、子どもと一緒に見られたことは、本当に私自身忘れられない経験になりました。子どもたちは忘れるかもしれませんが、私は忘れることはありません!
これから、星野リゾートトマムの雲海テラスに行く方の参考になれば幸いです。
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